2015/07/03

太陰人/自分の取扱説明書





忙しくしているうちにすっかり時間が経ってしまいましたが・・・汗


5月の下旬に韓国出張にいってきました。
そこで、実際に韓方(四象診断医学)を受け、自分がどの体質なのかを知ることができました。


前々回の記事にも書きましたが、おさらいです。

四象体質診断


四象体質診断(四象医学)とは、中国、台湾、日本のどの漢医学にもない韓国の独創的な医学


人はそれぞれ臓器の大きさが体質によって異なり、生理現象やなりやすい病気も違う。その人の体質や性格によって、同じ病気でも症状は異なり、薬物に対する反応も違う事から、西洋医学のように患者を病名で一律に診るのではなく、人それぞれの体質、内臓の状態、精神状態、性格、食性などによりそれぞれ違う治療法が必要だと説いているものです。
自分の体質を知ったうえで、それに合う食べ物や生活習慣を身につけることができれば、病気を予防することができる。 

つまり、体質を知ることにより、体質管理を通じて食養生をする「養生医学」、日常から不調の原因を探す「予防医学」ともいえます。


で、実際に専門の病院で診察を受けた結果、事前の簡易診断で出た「小陰人」ではなく、「太陰人」だったのでした。


・・・太陰人ってこんな人


【特徴】
〇体格は大きく、筋肉質
背が高く、太っている人が多い。(中には痩せている人もいる)

〇上体は虚弱、下半身は丈夫
 ひょうたん型で、腰周りや太ももがしっかりしている
胸部が貧弱で、お尻が大きく、骨格が太い。

〇肝臓が大きく、肺が小さい
 よく食べ、よく飲むので太りやすい

〇陰人は冷え体質なので、むくみやすい

〇肌の質は荒らく毛穴も大きい

〇真面目、保守的な性格で口数が少ない

〇忍耐力があり、穏やか

〇社会や環境への適応力がある

〇内向的な性格で、家庭的でやさしい
変化や冒険を嫌う。

〇仕事はよく考えてから取りかかり、
 落ち着いて最後までやり遂げるので信頼される

〇慎重な方でミスする事が少ない。
 (抽象的で変化に富んだ仕事には向いていない)

〇好き嫌いがはげしくなく、ゆっくり行動する

〇一人の時間も好きだが、誰かと共有することも好む

〇仁義があり、心が広く、活動的

〇物事に対しては粘り強く、黙々と実践するので専門家気質

〇口は堅く、頑固で、本心をなかなか見せない

〇他人の事には関心がない

〇怠け癖があり、体を動かすことが嫌い

〇臆病者で、気が弱い



【かかりやすい病気】

・汗をかかないと不調(病気)になる。
 発汗が健康のバロメーター

肉食を好み、身体的に肺や心蔵が弱いので、心蔵病、高血圧、気管支炎,喘息などの疾患になりやすい

・皮膚の病気、大腸関連の病気(大腸炎、痔疾、便秘)、また、ノイローゼや風邪にもよくかかる。
 
・肥満と便秘になりやすい。



【体調不良に陥る要因】

〇運動不足

〇体温を下げる飲食(陰性のもの)の過剰摂取

〇日光の採光不足

〇空気が汚い環境(タバコは特に苦手



【健康を保つためにしたほうが良いこと】

〇太りやすい体質なので、偏食せず、質の良いものを食べる

〇脂肪の少ない魚や肉と、発汗作用のある食材を組み合わせて食べる

〇体を冷やすコーヒーや糖分の多いものは遠ざける

〇食べ過ぎる傾向があるので、炭水化物は控えて、腹八分目を心がける

〇下半身の冷えを改善する半身浴をできれば毎日行う

ジョギング、登山、ヨガ。
特に良いのは登山。呼吸器が弱いので、心臓と肺が鍛えられる運動が一番効果的。



【環境】
呼吸器が弱いため、空気がキレイな場所、湿度がある場所が合う。特に森林浴が効果的。うっそうとした森や沢がある山に入っていくと良い。眠るときは、涼しい場所が最適。




【体質に合う 良い食事】
野菜中心の食事を摂り、雑穀、果物、野菜、豆腐類が特に良い
(小麦粉、カキ、そば粉は控えた方が良い)

温かい飲食在来(古来)の飲食野菜類(温野菜)
穀物:豆、はと麦、ピーナッツ、えごま、玄米
果物:栗、松の実、くるみ、ぎんなん、梨、梅の実、杏、スモモ、ぶどう、桃
海産物:明太子、鰻、たら、わかめ、昆布、のり、海藻、はまぐり
野菜:大根、蓮根、にんじん、きのこ、カボチャ、里芋、黒豆、小豆、きゅうり
茶:はと麦茶、くず茶、えごま茶、五味子茶
肉:牛肉はむくみに効くので良い

★害になる食品:鶏肉、豚肉、はち蜜、炭酸飲料、砂糖、アイス、コーヒー




【健やかに暮らすためのアドバイス】
・いろいろなことに興味・関心があるので、気晴らしのために別のことをしながらストレスの原因とゆっくり向き合うようにするとよい。

・疲れてくると怠ける傾向があるので、規則正しい生活

汗をかく運動を毎日取り入れて、心肺機能の増進に努めるべし



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私の場合、すでに実践していることばかりで、「なるほど~」と、思い当たりすぎて怖い位でした。。。




まぁ、堅苦しいことはさておき、ある意味これって自分の取扱説明書みたいなものだなとおもうわけです。


自分が冷え(陰人)体質だということを改めて認識し、帰国後はなるべく、「空気がキレイな場所で、のんびり歩いたり走ったりしながら、ほどほどに汗をかいてリフレッシュ♪」を心がけるようになりました。


※アウトドアの旅日記はこちらにUPしています。


最近は、自分の周りの人がどの体質なのか、おおまかにはわかるようになりました。これがわかると、仕事やプライベートでも、人間関係がとても楽になります◎




今のジブン


・ここ4-5年風邪すらひいてない(=薬も飲んでない)

・ありとあらゆる未病が解消された

・菌活のおかげで、毎日しっかり快便

・やりたいこと全部やってて、ストレスフリー


これらの、今の良い状態は、取扱説明書に準じたライフスタイルを正しく送っているからなんでしょうね。


本来の気質・体質にあわない食事や生活を送っていると、それが痛みや病気の原因につながるそうです。

(かつて、体調不良だった原因は、主に陰性の食事が増えたこと、食べ過ぎ、運動不足、冷えなどから来ていたことが容易に想像できます)



陰人には体を温める料理が大切。出張中に食べた韓国料理がどれもものすごく美味しくて、すっかり韓国料理にハマっています。


韓国料理は、薬食同源ともいわれ、世界一野菜を食べる国でもあるようです。出汁の文化もあり、発酵食品も多く、とにかく「辛味」の使い方が上手だなぁという印象。

それに習って、帰国後は、ちょこちょこ家でも「辛味」を取り入れた料理が増やしています。
食べると胃の中からぽっかぽかになって、体が喜んでいるのがわかります^^ 


日本人には和食が一番ですが、陰人体質の方には、韓国料理もおすすめですよ~





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